12月15日
nonta
0:30 興奮冷めやらぬ火山のあとはなぜかこの時間にミッドナイトディナーです。
もはやこのツアーのタイムスケジュールが意味不明です。
しかもこの時間にがっつりチャーハン笑。
このツアー突っ込みどころが多すぎです。
荒れ狂う悪路ドライビングの後の19時から始まる3時間越えの真っ暗ナイトトレッキング。
深夜の火山にテンションぶちあがり・・・。もはやくたくたに疲れております。
さて眠りましょう・・・。どこで?
もちろん、麓まで戻るのにも3時間かかりますので、そう何もないここで!!
家畜の糞がそこら中にあり異臭が鼻を掠めます。その上に申し訳程度のマットレスを敷いて、その上に寝袋という最悪のスタイルで野宿するようです!!
屋根はもちろんありません。
過酷・辛すぎるわ!!涙。
まぁ、仕方ないか・・・。
・・・・・・????
いや、寝袋がない!?これでは、眠れん。。。どういうこと?
寝袋・マットレスはラクダさんが運んできてくれるのですが、
どうやらラクダさんがまだ到着していないとのこと。
この時間にまさかのラクダ待ち。笑笑。ラクダっっ・・・。
これが、エチオピアクオリティ。
旅してるわーーー俺。
(この子待ちだった)
1:30頃、すべてが整い、ようやく就寝です。
4:30起床なので、あと3時間後には起きますけれどね( ; ; )
(なんで4:30起き?)
ポツポツポツ。
初めての野宿。青空睡眠は最悪の形で目覚めることに。。。
そう。雨です。かなり濡れる・・・。
というか、生ぬるい旅スタイルのnon&canは、野宿などしたこともないのです。
平成生まれのゆとり世代ですから!!!
生まれて初めての野宿デビュー!!が、こんなにも辛い状況で始まるとは・・・>_<
寝袋に頭まで完全にすっぽりと入り、二度寝にトライ!かなり疲れていたらしく、無事二度寝に成功。
すると4:30すぐに、目覚ましに起こされることに。
うん。スケジュール通りなのに、睡眠時間3時間\(^o^)/わーい。
起きると雨は気にならない程度の霧雨となっていました。
300ドルもするツアーとは思えない(´・_・`)過酷っぷり。
これがエチオピアンツアー!笑
だからね、僕が声を大にして言いたいのは、
スケジュールがおかしい・・・・笑笑。
だがしかし、すぐそこは火山!!昨日見た光景を思い出し、
もう一度見に行けると思うと、朝一寝不足の頭をフレキシブルに回転させ、テンションアップ!!
真っ暗な夜道をガイドさんとともに歩いて行くと、、、
キターーー( ´ ▽ ` )ノ
昨日見た絶景再来!!
マグマ!!マグマ!!
本当に信じられない光景。今まで色々な絶景を見てきたけれど、最高に素晴らしい絶景の一つです。
ドロドロとしたマグマ生き物のように踊り、
吹き上がるのは、荒れ狂う海のようでありながら、
肌にジリジリと熱気を感じさせる様はまるで太陽のようであり、
地球のエネルギーがそこに凝縮されているようでした。
目の前にマグマが踊り狂っている・・・。
こんなに間近に見れるとは、思っていませんでした。柵もなく全く整備もされていないわずか20m向こうには、岩をも溶かす高熱のエネルギーがうごめいています。
(こんなに近いんです)
マグマを肌で感じれるという、今まで経験したことのない体験がそこにはありました。
すごい!!凄すぎるぞダナキルツアー♪( ´▽`)
素晴らしきダナキル火山ドロドロマグマをご覧ください♪( ´▽`)
たっぷり1時間、火山を見たあとは下山。
もう一生見ることができないかもしれない、マグマと火山から離れるのは名残おしい気持ちですが、素晴らしい体験だったので、大満足で下山です。
最後まで火山で写真を撮ったり、絶景を目に焼き付けていたらやや出遅れました。笑
そして、濃霧で前が見えません。
でも、心配いりません。ガイドさんがいますから!!
ガイドさんがいますから!?
あれ、さっきから私たちのガイドさんが他のガイドさんを呼んでますけれど?
大丈夫?
僕たちのガイドさん。完全に道に迷ったみたいです。笑
道の案内も無ければ、目印になるものもない本当に秘境なんです。
しかも、濃霧。ガイドさんが道を見失うのも無理もないか?
いや、ガイドはそれが仕事だから!!
遠回りしましたが、幸い無事合流できました。
さぁ、3時間かけての下山ですが、足場は悪くおまけにまた雨。
レインコートはびしょびしょになり、内側に浸水してくる始末。。
もちろんズボンはびしょびしょで、靴も歩くたびに、びしょっと音を立てて、
足取りも重い。
1分ごとにテンションを1%奪っていきます。
びしょびしょに濡れながら3時間後、無事麓のキャンプへ到着。
睡眠不足からの雨に存分に打たれながらのトレッキング3時間。
(麓のキャンプに着くと、雨がやみました♪( ´▽`))
過酷すぎーーー笑。あのー僕たち一般人ですけど。
(戻ってきてもこのクオリティ・・・)
濡れて気持ちの悪い衣類を交換し、
雨に濡れたドロドロの土と、家畜の糞と、おびただしい数のハエに囲まれながらの朝食。
ごめんなさい(- -;)食欲が全然湧きません。肉体的にも精神的にもしんどい。
途中で転んでしまった白人女性の足の傷にはハエが20匹ぐらい尋常じゃないぐらい群がっています。ヒィーー怖い怖い怖い!!
ちょっとそれはまずいでしょっ。たまらず、英語ペラペラの夕佳姉が声をかけます。
夕佳姉「足の傷大丈夫?早く処置しなきゃ」
白人女性「知ってるわ。お父さんも言っているけど、私はまずはごはんなの」
-
・・・・・・・。
えぇーーーーー???
そこら中、家畜の糞だらけのこの場所で、得体の知らない菌を持っているであろうハエが死ぬほど傷口にたかっているのに
朝食の方が大切なの?
血の気が引くほど引きました。
いろいろ過酷です。このツアー。衛生観念・常識・感覚が色々違いすぎて自分を見失いそうになります。
きっと、失った瞬間に大病を患う気がするので見失わずに行きたいと思います。
11:00麓のキャンプ場を出発し、16:00本日の宿へ到着。
本日は移動のみ。
本日の宿のスペック:シャワーなし。裸電球1個のみ。屋根あり。
屋根があって、ウンコのない上で眠れるだけで嬉しい!!
(なんか、基準がおかしい気がする)
・・・・怖いよー。ダナキルツアー。
いやいや、宿のクオリティについてのツッコミはさておき、
16:00に最終目的地に到着するならなぜ今朝4:30に起床なんだ???あえて、3時間睡眠にする意味は?6:00起床とかでええやん。
まぁどうせ、熟睡できないから4:30で正解なのか?悶悶・・・。
びしょびしょに濡れたアウターとパーカーは気持ち悪いけれど、
半袖で過ごすには寒いから頑張って体温で乾かし、
昨日の濡れたマットレスを敷きます。寝袋も昨日の雨でびしょびしょです。
宿の外も舗装されていなく、泥でべちょべちょです。
この状況で、夜を過ごすかと思うと最悪な気持ちになります。
2日目にしてもう無理だわ。笑
最悪な状況で打ちひしがれていると、
ツアー会社の方が濡れていないマットレスと、新品の寝袋を持ってきてくれました。
(ヒャヒーーーー!!!)
この村にはそんなものがないはずなので、わざわざ数十キロ離れたメケレの街へ取りに行ってくれたのでしょう。
このツアー・・・いろいろクオリティが著しく低いのですが、ツアー会社の方
が少ない選択肢の中でベストを尽くしてくれている感じが最高に素晴らしく、
憎めません。
それにしても火山すごかった。この苦痛を味わってでも行った甲斐があった。
明日は塩湖に行くよ。
読んでいただき有難うございます。
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